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일본서적/お金の要らない国 돈이 필요 없는 나라

お金の要らない国(37p 38p)

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「私はもう言葉が出なかった。

話のレベルが違いすぎると思った。紳士はさらに続けた。」

 

「多分、そのお金というものを得ることが仕事の目的だと多くの人が

思っているうちは、あなたの国の、本当の意味での進歩はないでしょうね。

仕事の目的は世の中の役に立つことです。報酬ではありません。

報酬を目的にしていると、必ずどこかにゆがみが生じてきます。

自分の行った仕事以上の報酬を得ようとしたり、必要のない仕事を無理に作って、

自分の利益だけは確保しようとする動きが出てくるでしょう。そうなると、

完全な競争社会になります。それもお互いの向上を目的としたものではない、

単なる足の引っ張り合いになるはずです。」

 

私は、紳士の言っていることが、あまりにも自分の社会の状態とピッタリなので、

驚きを通り越して恐怖を覚えた。紳士は最後にこう言った。

 

「あなたの今されている仕事が、本当に価値のあるものかどうかを判断する、

簡単な方法を教えましょう。仮に、社会からお金というものがなくなり、

その仕事によって報酬を得られないとしても、

自分がその仕事をすべきだと思うかどうかです。」